<完> 冬桜よ、散りゆけ  –諦めるべき恋なの?–

 ぴんぽ~ん~♪

 ガチャ~♪

 麗羅自らドアを開ける。

 三人はすぐに家の中に入る。

 家の中は麗羅たった一人、親や兄弟は今いない。内緒話には一番もってこい。


 ジュースとお菓子が出された。

「恭平遅いね。」
 
 檀は、髪をいじりながらお菓子を食べる。

 友篤はジュースを飲んだら、むせてしまった。

「げほっ、げほっ。」
「大丈夫か?」

「あぁ、大丈夫だ。」

 ぴんぽ~ん~♪

「来た来た来たぁ!」