<完> 冬桜よ、散りゆけ  –諦めるべき恋なの?–

 そのまま下駄箱にたどり着き、慌てて靴を履きかえる。

 教吾は追いかける。

 しかし、教吾立ち上がるの遅かった。

 暖姫が海翔と桜のところで止まる。

 海翔は一歩後ろに引く。


 暖姫は怒ったら怖い。

 おまけに言っていることが正しくて、だれも反論できない。

 一発殴れば、ほとんど反撃する者はいない。

 痛いところをつくから。

 まあ、普段はそんなことないけど。

 
 話を元に戻そう。

「暖姫。」

 暖姫とアイコンタクトしている。