願いをって…。 まさか、本当に魔法使いの…。 「別に魔法使いのおばあさんとかいないからね」 俺の表情から何かを読み取ったのか、金髪がすかさず突っ込んできた。 「そ、そんなこと考えてませんよ」 ふぅん、とからかうような目をする金髪に、俺は負けじと、 「店の様子を知ってるような口ぶりだけど、アナタは行ったことあるんですか」 と切り返した。