「…どういう…ことなんだ…?」 混乱する俺をよそに、ライブは続く。 どう見ても、記憶の中にある一昨日の光景が、そこにはあった。 訳がわからない。 「どうして、あの人が…?」 同じ疑問が、何度も頭の中で渦を巻く。 気がつくと俺は家を飛び出し、バーへ向かっていた。