「いってー、マジできついわ…」 ディスクケースを手に取って、なんとか立ち上がり、部屋の電気をつけた。 眩しさに目を細めながらディスクの表面を見たが、何も書いていない。 どうやらDVDのようだ。 俺はキッチンへ来た目的を忘れ、そのままリビングに戻り、DVDプレイヤーにディスクを挿入した。 ウィーン…という機械音の後、テレビにチャプターが映し出される。 再生ボタンを押すと、すぐに画面が切り替わった。