―…ショックだった。 窪田さんのこと。 NAOがあんなふうに思っていたこと。 あれからNAOは、酒の勢いも手伝って、大声で騒ぎ立てては泣いた。 バンドが解散になったのは、全部KEIJIのせいだと言って。 周りのスタッフや関係者は、それに反論するでもなく、気の毒そうな視線を俺に向けた。 そして、みんなで取り乱すNAOをなだめ、窪田さんがNAOをソファ席に寝かせた。