あたしたちも席につこうとしたとき、校内放送が鳴った。 『1年3組京月杏さん。至急理事長室まで来てください。』 ………。 ……ん…? ………あたしだ。 「まさかチェンメが理事長まで広まってたりして……。」 帆乃香が耳打ちをしてきた。 クラスメイトたちがあたしに注目した。 廊下に出ると、廊下にいた人の目があたしに向けられた。 帆乃香と達也も一緒に来てくれた。