「あ、卒アル見てたのか。」
「あぁ。」
「ちなみに俺5組♪」
「へぇー…。」


5組のページを見ると、確かに雅斗がいた。


ページを進んでいくと、修学旅行や体育祭など、イベントを撮影した写真が並べられていた。


その中の1枚に……、


「お、これ杏だ。」


杏がいた……。


両隣にはいつもいる幼なじみ2人がいた。


間違いない、杏だ……。


「雅斗、やっぱ雅斗のいた中学に杏もいたじゃねぇか。」
「マジ!?……でも杏なんて子…いたっけ…。」


グチグチうるさい雅斗を無視して、俺は杏のクラスのページを探した。