あたしたちは時雨たちが乗ってきた車に乗り、 ホテルへ向かった。 「無事でよかった~、な!修羅」 「うん!まあ当然だけど、秋歌が怪我したのはなぁ・・・」 「怪我じゃないわ。爪を折っただけでしょ?」 あたしは自分の指を見る。 暴走族ごときに・・・。 武器まで取り出す事態にならなくて良かったわ。