「あぁ、それから。」

食事のトレイを片付けながら、突然。

ほんとうに、突然に。

それは、告げられた。



「お前の謹慎は来週までだ。1月15日からSSSに復帰してもらう。それから…」


トウマは静かにあたしの目を見て言った。



「お前のここでの仕事は、月末までということに決まった。1月31日がラスト。分かったか?」


「な、……… ……え!?」


急転直下、晴天の霹靂。
風雲急を告げる?


とにかく、あたしの卒業は心の準備もなくいきなり告げられたことは間違いない。


「月末…まで…?」


あと3週間しかない。
SSSで喋ることができるのは、あと2週間だけってこと??


「詳しいことは、追って烈火さんから説明がある。ここから先はオレじゃなく烈火さんにしか権限のない範囲の話だからな。…とにかく、」

「トウマ…」


こうして一緒にいられるのも…あと少しって、こと?


「… Good luck, Sarah.」