「あたしが…子供だから?」

「はっ?」

「あたしが…高校生でまだまだ子供だから…信吾は…浮気するの?」

「……ちげぇよ…お前が問題なんじゃねぇんだよ。お前の……信吾だか、そいつが問題なだけ」

柚木はそう言ってフェンスに寄っ掛かった。


「お前は何がショックな訳?浮気されたから?それとも…もっと違う理由?」

柚木はあたしが思ってる事をあたしが言う前に当ててしまう…。


「まぁ、どっちにせよお前の彼氏、お前が何言っても無駄。そいつはこれからも浮気し続けるぞ」


そう言って柚木は屋上を出て行った。


言ってる事は確かだった…。

間違ってなんかない…。