「言い合いしたから具合悪くなったのかよ?」 違うと言ってほしくてきいた。 親父は相変わらず俺を見ずに、 「そうじゃない。ただ、ストレスは良くない」 「俺のことがストレスだったのか?」 「そう思うのか?」 ここでようやく、親父が俺を見た。 俺の目を真っ直ぐに。