そして、翌日

2人で産婦人科を訪れ
妊娠したのか否か…確かめた


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「……みなみ、どした?」


診察を終え、
病院の待合室で座ったまま動こうとしない


「気分でも悪くなったか?」


「ん? ううん…
ただ…ちょっと…ね…」


「ん? なにか気になるコトでもあったか?」


「気になる…ってゆーか…

私…ホントに妊娠しとるかも…って
思った…

だから…なんか…
ここにぽっかり…穴あいた…き…ぶん…」


みなみの手にオレの手を重ねていた手の甲に
みなみの瞳から、零れた涙が落ちた…


「みな…み…?」


「う…うん…
っうっ… なん…やろ…
こん…な…気持…ち…
ううっ…

普通なら…違って…て、喜ぶ…のかも…
やけ…ど…

わた…し…、ヨネテツ…の赤ちゃん…
欲しかった…んだ…と思…うっ…うっ」


オレの手を握り返し
泣きながら、気持ちを吐いた


そんな、みなみの肩を気持ちが落ち着くまで
抱きしめ


「みなみ…

2人で、幸せになろうな」



そう何度も呟いた