「で?
なんだ?話しって?」


オレたちが、週に一度は利用する
家庭料理の店の個室に入り、
向かい合わせに座る


「うん…

あの…えっと…」


運ばれたグラスを両手で持ち、
それを見つめたまま、
口ごもる…


って、まてよ…

なんで、今日はウーロン茶なんだ?
いつもなら、
梅サワーか、梅酒
頼んでるのに…


「みなみ?

気分でも悪いか?

大丈夫か?家、帰るか?」


グラスに目線をやってたみなみが
すぐさま、俺の顔を見た


「う、ううん…
大丈夫…

ただ…

ビックリしないで…くれ…る?」


「ん?あぁ…」


その後のみなみの言葉に、
オレは、時間が止まったようになった