「おっと…大丈夫かっ?!」


オレの腕の中に、ちょうどすっぽりと倒れてきた


え…?!


一瞬だけれど、
芹沢みなみの身体に触れた…


や、柔らかい…!

それに…

細い割に、出るトコ出てる…


制服のジャケットを脱いで
ブラウスとスカート姿だが、
飛行機の中で見てた
均整のとれてる身体を
故意ではないが触れてしまい
心臓の鼓動が早くなってしまった


「あ、ごめ…」


そんなオレの様子も気にせず
即座に、体勢を立て直し、
床に置いてあったパンプスに足を通す


壁のハンガーにかかったジャケットを着て、
ソファーの傍に置いてあったキャリーバックを
掴もうとしたので…



「あ、オレ、持つよ、
プラザホテルだろ?
オレも同じだからさ…」


「……?! じゃぁ…お願いします…」


一瞬驚いた様子だったが、
そうゆうコトは、素直なのか、
オレの申し出を断ることはなく、
医務室を2人で出た