「ぷっ、っははははっ…」


あの商店街で会った時の勢いから
想像もつかない意表を突いた展開に、
オレは、笑いがとまらなかった


「っ…!!な、なにっ?!」


オレの笑う声に反応したと思ったら、
すっぽり被っていた掛けふとんを、撥ね退け
頬を膨らませた芹沢みなみがオレを睨む


「い、いや…ぷっ、ぷぷっ…」


笑いながら気付いた…
なんだ、コイツ…
結構カワイイとこ、あんじゃん



「なに笑っとんのっ?!」


そして、
顔が赤くなって、上半身を起こそうとした



「あ、いや、別に…
もう少し、寝てた方がいいんじゃないのか?」



「ううん、もう、大丈夫、一度、ホテル、行かんと…」


身体を起こし、ベッドから降りようとした時、
いきなり、起き上がったせいか、
ふらついて、立っていたオレに寄りかかった