Sky☆Love ~俺の彼女は空を飛ぶ~


「なぁ、みなみ…

結婚式のコトだけど…」


ベッドから降りて
傍の丸椅子に腰をおろし、
私の手を握りしめ、
哲弥に見つめられた


「え…?
哲弥、式のコト
考えててくれてたんやね…」


再び、私の手を握り直し、


「もちろん、
籍は、入れたものの
式をしてない、じゃ、
このコに申し訳ないだろ?

ちゃんと、
残しておかないとな…」


片方の手を離し、
私のお腹にあてる


「あんまりおっきいお腹で式あげるのも、
みなみの負担になるしな

だから、
急だけど、2週間後、
珠樹の会社が
ウエディングハウスをオープンさせるんだ
それの、モデル挙式として
オレら挙げさせてくれるってさ
しかも、無料!

どうだ? すげぇだろ?」


「えぇーっ?!
た、タダってコト?!
スゴっ!!」


「ははは、
オレもなかなかやるだろー?」


「えー、私ほどじゃないけどぉー」


「だから、
体調回復したら、珠樹んとこ、行くからな」


「うん、わかった

ありがとね、哲弥…」


どちらからともなく、
お互いの唇が近付き、
触れるように、何度もキスを交わした