仕方ナイ… 赤ちゃんに何かあったら 私、絶対、後悔すると思うし… 「うん…わかった… 空の上から降りるよ… ギリギリまで飛びたかったけど… またいつか、 飛べる時が来るの、待つね」 「ありがとな…みなみ…」 隣に腰掛ける哲弥が、 私の髪を撫でる 「うん…」 「じゃ、オレ、まだまだ仕事あるから行くな」 「あぁ、悪いな隼人 今度また遊びに行くからな」 片手を挙げ、おぅ、と言いながら 隼人くんは、病室を出て言った