その夜…

哲弥は帰って来なかった…



翌朝…


眠れなかった重い身体を
無理やりに起こし
支度を始めた


今日のフライトが
比較的近くな場所の往復だから
助かった



適当に朝食を済ませて
着替えてると
玄関が開く音がした…


リビングのドアが開き
疲れた顔の哲弥…



「おかえり…」



「あぁ…ただいま…」


ジャケットを脱ぎ、
ソファーに深く座る哲弥


「ご飯、温めて食べてね
フライト、行ってきます」


「あぁ……」


哲弥…


一体…
何が、あったの?…