【完】愛は溺死レベル




「あたしたちは何としてでも売り上げ一位になって、焼肉食べ放題を手にしなきゃいけないの……!!!!」



……や、焼肉って……。

がっくりと拍子抜けしてしまったけど、さすがに無下にも出来ない……。



「わ、わかった……」



先輩には申し訳ないけど……クラスメイトたちのためにも、仕方ない、よね……。



「さっすが杏!さ!早く着替えて!!」


「う、うん……」



欠席の子が着る予定だったメイド服を受け取って、私は更衣室へと急いだ。