面倒臭そうな返事に、先輩も不本意で選ばれたと察した。


先輩、なんの衣装着るんだろうなぁ……ふふっ。



「楽しみにしてますっ」

「やめて。変なやつだったら嫌だから」



本気で嫌そうな先輩に、笑顔を向ける。



「先輩は、何着てもかっこいいですっ」



スタイルも良いから、きっと誰よりも着こなすんだろうなぁ……。



「……またそんな可愛いこというでしょ……はぁ……」



溜息を吐いた先輩に、首を傾げた。