それに気づいた先輩は、「ふっ」とおかしそうに笑ったけど、この際気にしない。 「……まあ、似たようなやつ」 「え?」 「コスプレ喫茶……」 こ、コスプレ喫茶……? 「へぇ……!先輩はなにするんですか?」 あまり乗り気ではなさそうな先輩を見つめ、わたしは目を輝かせた。 先輩がコスプレ……? なんのだろうっ……! 「んー……、知らない。クラスの奴らが勝手に用意してくれるらしい」