【完】愛は溺死レベル




「可愛い彼女のいろんな姿みたいって思うのは、当然でしょ?」



わたしの顔を覗き込むようにして見ながら、ニヤっと微笑んだ先輩。

……っ。


恥ずかしくて、あからさまに目を逸らしてしまった。


可愛い、彼女って……ほんとに、思ってくれてるのかな……?

だとしたら、嬉しい、けど……



「……せ、先輩のクラスは、文化祭なにするんですかっ……?」



照れ隠しをするように、話を逸らした。