【完】愛は溺死レベル




「もう他の男と出かけるとか、変なこと言わないでよ?」

「で、でも、やっぱり土日はっ……んんっ……ぅ」



行かなきゃダメです……と言おうとしたわたしの唇を、先輩の唇が塞いだ。

強引なキスに、息も出来ない。



「でも、じゃないでしょ?」

「んっ、だ、って……」

「休日は俺に監禁されて。な?」



だから、監禁ってなんです、かぁっ……。



「監禁は、やだぁっ……」



必死に身を捩るわたしの動きを、先輩が止める。

強く抱き締められて、身動きもとれない。