【完】愛は溺死レベル




「本当は……先輩と、デートいきたい……ですっ……」



先輩の胸にぎゅっと抱きついて、情けない言葉を吐いた。


自分から行けないと言ったのに、めんどくさい女だな、わたし……っ。


でも、ほんとはずっと、先輩といたい。



「ふっ、良く言えました。いーこ」



先輩は、嬉しそうにそう言って、わたしの頭を撫でた。

それが気持ちよくて、先輩の手に頰をすり寄せる。



「猫みたい……なんでそんなかわいーの?」



先輩に可愛いと言われると、恥ずかしい反面胸がドキドキして仕方ない。