「じゃあ行かない?」 「……それは……、そんな無責任なこと……できないです……」 「ふーん……そ、杏の気持ちはよーくわかった。じゃあもう俺とは一生デートなしね」 完全に拗ねているらしい先輩。 一生って……どうしてそんな、意地悪言うのっ……? 悲しくて、じっと先輩を見つめても、先輩はわたしの方を見ようともしない。 「あーあ、萎えちゃった……今日はこのまま帰ろっか」 それどころか、そんなことを言って、運転手さんにわたしの家へ向かうように伝えた。