【完】愛は溺死レベル




「他のやろーとなんて、行かせるわけないでしょ?考えただけで息の根止めてやりたくなる」

「な、何言ってるんですかっ……む、無理ですよ……もう決まったことですし……」



どこまで本気なのかわからないけれど、先輩の目は随分と冷めていて、いつもの優しさが感じられない。


目の前の先輩は、『杏』って呼んで微笑んでくれる先輩じゃなくて、それにとても寂しさを感じた。



「へぇ……杏は俺以外の男とデート行きたいんだ?」

「ち、違いますっ……!!」