……え?

う、嘘でしょう?どうしてわたしがっ……!



「や、やだ……!」



教卓に立つタズちゃんに声をかけるけど、わたしの言葉を無視して、黒板にわたしの名前を書き始めるタズちゃん。

ほ、本気っ……?



「た、タズちゃん、わたしメイドなんて……!」


「杏はうちの看板娘にするから、拒否権なし!!」



きっぱりと言い切られ、涙がじわりと滲んだ。

そ、そんな……。