前回は160位ぴったりだったので、驚きの結果に空いた口が塞がらない。



「だから言ったでしょ?大丈夫だって」



隣にいた先輩が、わたしを見てにっこりと笑った。

先輩、凄すぎる……。



「ありがとうございます、先輩っ……!」

「惚れ直した?」

「……は、はぃっ……」

「……杏ってさ、急に素直になるからほんとズルいよね」

「……?」

「はーあ、じゃあ今日は、ご褒美いっぱいもらわなきゃね」

「ご、ご褒美……?」

「そ、いーっぱい、ね?」



耳元で囁かれ、わたしはゆでダコのように真っ赤になった。