言ってから恥ずかしくなって、思わず下を向く。
「……いつでもしてもいいって?」
そんなわたしの頰に手を添えて、先輩が無理矢理上を向かせてきた。
先、輩?
「……ダメだ、勉強する前に、充電させて」
わたしの返事を聞くまでもなく、唇を重ねられる。
「やっ、先輩っ……」
押し付けるようなキスに、息が出来ない。
「……かっわいーな、マジで」
キスの合間に囁かれた言葉が、掠れていた。
余裕が無さそうなその声色に、きゅんっと胸が高鳴る。
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