「おはようタズちゃん!」 「おはよう。……どうしたの?機嫌いいわね?」 「……えっ……! タズちゃんの言葉に、顔がみるみる熱くなっていく。 きっと鏡で見なくともわかるほど、わたしの顔は真っ赤に違いない。 「……なに?なんかあったのね?」 「え、えっと……」 わたしの隣の席に座ったタズちゃんが、じーっと疑いの目を向けてきた。 「……あの、ね……わたし、先輩と付き合うことになったの……」 「……は?まだ脅されてたの!?あのバ会長許さない……!!」