【完】愛は溺死レベル



もう、関わるなって……こと?



「もっと俺のこと好きって言ってくれて、甘えてくれる可愛い彼女探すわ」

「せん、ぱい……」



待っ、て……



「可愛げない彼女はいらない」



何が起きているかわからなくて、呆然と立ち尽くす。

先輩は、わたしから身体を離して、背を向けた。



「じゃーね。今までありがと。バイバイ」



……待って……先輩っ……



「行かないで」という言葉が、喉の奥でつっかえた。


先輩の背中が、遠くなっていく。



バタンッ。



生徒会室に、ドアの閉まる音が、響いた。




……なに、これ。