死神彼氏と五日間





―――また月日が流れ…





「…なんで私、こんなとこにいるのでしょうか…?」



そこは某居酒屋の入り口前。




「決まってるでしょ?合コンよ、合コン」




――――トホホ…、結局連れて来られてるし。



しかも…。




「沙織っ!」



向こうから男の人が手を振って走ってきた。



「あ、ケント!」




――――…読者の皆さん、この私の境遇をお聞き下さい。


今日は2対2の合コン→でもそのうちの1組はカップル→つまり相手は1人→そして時間が経ったらカップル組は私(たち)を取り残す→…らしいんです。





――――…いや、無理でしょ!絶対会話できないって!





「真奈ちゃん?」



「は、はい!」



ケントは真奈に声をかける。



「今日の奴、結構いい人だと思うよ。大事にしてくれそうだから、頑張ってね!」




け、ケントさん〜!(涙)




沙織の彼氏であるケントは彼女らのひとつ年上であり、今日来る彼もひとつ年上。