死神彼氏と五日間





そうこうしているうちに二人は講義室に着いた。



「どこ座る?」




「……あそこ」



真奈は遠慮がちに指差した所は…



「ちょっ!女子しかいないエリアに行くの?!」



「だって…、」



沙織は大袈裟にため息をついた。



「真奈、それじゃいつまでたっても彼氏ができないよ?」




真奈は中学、高校と女子校で育った。(沙織は別)



そのせいか、男が3、4人で集まっている風景がひどく気持ち悪く感じていた。



「う、そ…そうなんだけど」




――――…だって、無理だよ!




「……あんたは一旦、合コンとかでもいいからするべきね」




「ご、合コンっ?!」




「声がでかいっ!」




「す、すみません…」