死神彼氏と五日間





―――か、かわいいぃ?!




「…あれ?顔真っ赤…。――――…さては君、免疫ないんだ?」



男は真奈の顔を覗き込んだ。



「うわわわわ…!」



――――…そんな美しすぎる青い瞳で見つめられたら、ふ…沸騰しちゃうよっ!





「ふふ、……ちょっといじめすぎちゃったかな?」




真っ赤になった真奈の頭をぽんぽんと叩き、キャンパスの方に歩き出した。





「…またね」



「あ…、は、はい!」




急すぎる展開に真奈は驚きながらもとりあえず、その男の後ろ姿に一礼した。