そんな二人のやりとりを見ていた真奈は疑問符を浮かべて首を傾げていた。 「…何、ふたりしてやってんの?お店に入るんでしょ?」 そんな姿に沙織とケントは苦笑い。 「…真奈ちゃん…―――」 「あたしは心配だよ、真奈」 二人は同時に大きなため息をついたが、その理由さえ真奈はわからなかった。