死神彼氏と五日間





―――頑張りますとも!全力を尽くします!




と、真奈が天に向かってガッツポーズを繰り出しているうちに、二人の会話は進んでいた。




「…でさ、あいつちょっと遅れるらしいんだ」



「そうなの?じゃぁ、先に入っちゃう?」



「うん、そうしてくれって言ってた」




「そっか!………真奈!行こ…って、何やってんの?」





真奈は我に返り(まだガッツポーズしていた)、二人を見た。



「ん、うん!行こうっ!」





それを見ていたケントは…



「なんつーか、真奈ちゃんって…」



「…ちょっと、6年の間に何があったのか聞きたいくらいなんだ…」




「まぁ、ああいうのもかわいいひとつだよね」



「あ、ケントっ!」



「じょ、冗談だよ!沙織が一番だし」




「えへっ…」