<日和>
あれからあたしと雅弥の状況は何も変わんない。


実はあれから一回も口を聞いてない…。

だからあたしは百合山と藍と仲良くしてた。

「百合山君って、性格悪い方?」

「はぁ?俺様が性格悪い訳ねぇだろ」
そう藍に自信ありげに喋る百合山…。


どこが?性格いいって言えんのよ…。

チラッ

あたしは雅弥の方をチラッと見てみた。

目が合った…。

けど、すぐに逸らされた…。