「彼氏はさ。山田のペースに合わせてくれたんでしょ?優しいし、大人だよ」
「……」
「いいね、山田。あたしもそんな彼氏欲しいわ」
そんな風にカボの話をされると、なんだか喉の奥の方がくすぐったくて仕方ない。
照れ隠しに自分のジュースに手を伸ばし、口に運ぶ。
好きなひとを友達とか、他の人に誉められること。
それがこんなに、自分が誉められるより嬉しかったりするから、不思議だ。
「わかったら山田、ちゃんとクリスマスも頑張んないと!!まだ予定決めてないんでしょ?」
「う…うん」
「ライバル女に先越される前にビシッと予約しときな!!相手は強敵だよ!!」
「が…頑張る!!」
クリスマス。まだプレゼントも何にも決まってないけど、とりあえずカボに「あたしが彼女でよかった」って思ってもらえるくらい、頑張ろう。
…でも、足立の中でカボが四割…いや、五割増しほど美化されている気がするんだけど気のせいだろうか。
実際、カボの中身は「前世がカボチャです」とか言うへんちくりんなんだけど。
足立はまじまじと写真を見つめていたかと思うと、次に視線をガラス戸の向こうにやって固まった。
そしてもう一度、慌てたように写真を見る。
「…どしたの?」
「山田……その、梢さんとかゆうライバル女の特徴…もっかい言ってくれる?」
「へ?…あ〜、お目目パッチリ、髪の毛フワサラ、鼻筋通ってる…」
あたしが思い出しながら一個ずつ挙げていくと、足立はもう一度ガラス戸の外をガン見してあたしの肩を掴んだ。
「…その特徴にそっくりな女が、アンタの彼氏と歩いてるんですけど」
.
「……」
「いいね、山田。あたしもそんな彼氏欲しいわ」
そんな風にカボの話をされると、なんだか喉の奥の方がくすぐったくて仕方ない。
照れ隠しに自分のジュースに手を伸ばし、口に運ぶ。
好きなひとを友達とか、他の人に誉められること。
それがこんなに、自分が誉められるより嬉しかったりするから、不思議だ。
「わかったら山田、ちゃんとクリスマスも頑張んないと!!まだ予定決めてないんでしょ?」
「う…うん」
「ライバル女に先越される前にビシッと予約しときな!!相手は強敵だよ!!」
「が…頑張る!!」
クリスマス。まだプレゼントも何にも決まってないけど、とりあえずカボに「あたしが彼女でよかった」って思ってもらえるくらい、頑張ろう。
…でも、足立の中でカボが四割…いや、五割増しほど美化されている気がするんだけど気のせいだろうか。
実際、カボの中身は「前世がカボチャです」とか言うへんちくりんなんだけど。
足立はまじまじと写真を見つめていたかと思うと、次に視線をガラス戸の向こうにやって固まった。
そしてもう一度、慌てたように写真を見る。
「…どしたの?」
「山田……その、梢さんとかゆうライバル女の特徴…もっかい言ってくれる?」
「へ?…あ〜、お目目パッチリ、髪の毛フワサラ、鼻筋通ってる…」
あたしが思い出しながら一個ずつ挙げていくと、足立はもう一度ガラス戸の外をガン見してあたしの肩を掴んだ。
「…その特徴にそっくりな女が、アンタの彼氏と歩いてるんですけど」
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