**
「そりゃまたすごいのが出てきたなぁ〜」
ズズーッとストローからオレンジジュースを一気に吸い上げると、足立は空になった容器を机に転がした。
「強烈だよ…あーもうバイト行きたくない…」
放課後の帰り道。
マックはこの前カボと来たばかりだって言ったのに、足立がゴネて結局こうして今日もマックに足を運んでいる。足立の脅しまがいの強引っぷりは相変わらずだ。
…まぁ元はといえば、あたしが足立に相談を持ちかけたんだけど。
「しかも極上の美人、仕事ができる女ときた」
「…うん。お目目ぱっちり、髪の毛ツヤふわ、色白、鼻筋が通ってる…」
指で数え上げるといくらでも出てくる。
足立はじっとあたしの顔を見つめたあと、あたしの肩を優しく叩いた。
「山田…落ち込むなよ!」
「………なにが?」
「あたし、人は見た目じゃないって思ってるから!!大事なのは中身だよ、な・か・み!」
「………」
「ホラ、外見はどんっっなに不格好でもさぁ、崩れてても食べたら意外と美味しいとかあるじゃん?ギャップっつーの?」
…フォローするつもりが、逆に傷つけてますけど。ザックリバッサリ流血沙汰な勢いであたしのハートを砕きましたけど。集団暴力事件に巻き込まれた惨事になってますけど。
足立はいつの間にやらポテトも食べ終わり、ハンバーガーの包み紙をガサゴソ外しにかかっている。
確かに「ちょっと相談したいんだけど…」と言ったのはあたしだ。「じゃあ当然おごりよね?」と言われて渋々頷いたのもあたしだ。
だからといってビックマックのセット(しかもポテトとジュースをわざわざLサイズにして)を頼むなんて。
普通のハンバーガーか、せめてチーズバーガーくらいに遠慮してもいいと思う。チーズ代くらいなら出すよ。そんなケチじゃないよ、けどビックマックはさぁ。
恨めしそうなあたしの視線に気づかないのか、足立はのうのうと幸せそうな顔をして巨大なビックマックにかぶりついていた。
「それにしても山田の彼氏があんなカッコいいとは…どこで捕まえたの、あんなレベル高いの」
「え」
「この前校門前にいた人でしょ?オーラが一般人じゃなかったし!!」
.
「そりゃまたすごいのが出てきたなぁ〜」
ズズーッとストローからオレンジジュースを一気に吸い上げると、足立は空になった容器を机に転がした。
「強烈だよ…あーもうバイト行きたくない…」
放課後の帰り道。
マックはこの前カボと来たばかりだって言ったのに、足立がゴネて結局こうして今日もマックに足を運んでいる。足立の脅しまがいの強引っぷりは相変わらずだ。
…まぁ元はといえば、あたしが足立に相談を持ちかけたんだけど。
「しかも極上の美人、仕事ができる女ときた」
「…うん。お目目ぱっちり、髪の毛ツヤふわ、色白、鼻筋が通ってる…」
指で数え上げるといくらでも出てくる。
足立はじっとあたしの顔を見つめたあと、あたしの肩を優しく叩いた。
「山田…落ち込むなよ!」
「………なにが?」
「あたし、人は見た目じゃないって思ってるから!!大事なのは中身だよ、な・か・み!」
「………」
「ホラ、外見はどんっっなに不格好でもさぁ、崩れてても食べたら意外と美味しいとかあるじゃん?ギャップっつーの?」
…フォローするつもりが、逆に傷つけてますけど。ザックリバッサリ流血沙汰な勢いであたしのハートを砕きましたけど。集団暴力事件に巻き込まれた惨事になってますけど。
足立はいつの間にやらポテトも食べ終わり、ハンバーガーの包み紙をガサゴソ外しにかかっている。
確かに「ちょっと相談したいんだけど…」と言ったのはあたしだ。「じゃあ当然おごりよね?」と言われて渋々頷いたのもあたしだ。
だからといってビックマックのセット(しかもポテトとジュースをわざわざLサイズにして)を頼むなんて。
普通のハンバーガーか、せめてチーズバーガーくらいに遠慮してもいいと思う。チーズ代くらいなら出すよ。そんなケチじゃないよ、けどビックマックはさぁ。
恨めしそうなあたしの視線に気づかないのか、足立はのうのうと幸せそうな顔をして巨大なビックマックにかぶりついていた。
「それにしても山田の彼氏があんなカッコいいとは…どこで捕まえたの、あんなレベル高いの」
「え」
「この前校門前にいた人でしょ?オーラが一般人じゃなかったし!!」
.



