君はは無言だった。 何か話してほしかった。 出来ればOKなんて答えがほしかった。 でも、君は、 「少し考えさせてもらってもいいかな?」 とだけいうと、 その場から走り去ってしまった。 …まあ、 NOじゃなかっただけいいとしよう。 今日は一晩中お祈りでもしてようかな。 どこが的外れなことを考えながら 学校を後にした。 誰も、俺らの一連のことを 見ていたやつはいなかったと願いながら。