それからは文字通りの 薔薇色の生活ってやつが始まった。 進級前では、 いつも見ることのできなかった君の顔が、 毎朝、見ることができる。 「おはよ」って、 いつも遅刻しかけの俺に向ける 君の笑顔と、君の声の最強コンボ。 自然に口元がゆるんで、 「おはよう」って笑顔で言える。 君には、 人を安心させてくれる優しさがある。