自分の涙に恥じながら、それに気づかれまいと、慌ててシュレイツのマントを羽織って、それを翻すように踵を返し、まだ長すぎるマントを地面にズルズルと引きずりながら、後ろを向いたままエルミラーラに話しかける。
「エル~、ディナーの時間だよ~。時間切れー」
「えー!お兄たま、じゅるーい!エル、頑張って探してたのにー」
エルミラーラは走って行って、ハーリーの足元に飛びついて纏わり着くと、その瞬間、ハーリーは芝生の上に転がってしまった。
「エル!もう、人のマントを踏みつけんなよ!もう!」
「お兄たま~、ピアノ弾いて」
「わかったから、どけろよ!」
そんな兄妹のじゃれあう姿を見守っている時、一瞬見えたハーリーの赤い眸を、アンナは見逃さなかった。
「王子・・・」
アンナに涙を見られたことに気づいたハーリーは、立ち上がった後、マントに付いた草を払い、気まずそうに背を向け、再びそそくさと歩き始める。
「エル~、ディナーの時間だよ~。時間切れー」
「えー!お兄たま、じゅるーい!エル、頑張って探してたのにー」
エルミラーラは走って行って、ハーリーの足元に飛びついて纏わり着くと、その瞬間、ハーリーは芝生の上に転がってしまった。
「エル!もう、人のマントを踏みつけんなよ!もう!」
「お兄たま~、ピアノ弾いて」
「わかったから、どけろよ!」
そんな兄妹のじゃれあう姿を見守っている時、一瞬見えたハーリーの赤い眸を、アンナは見逃さなかった。
「王子・・・」
アンナに涙を見られたことに気づいたハーリーは、立ち上がった後、マントに付いた草を払い、気まずそうに背を向け、再びそそくさと歩き始める。

