「ほんっと、短すぎ」
鏡に向かって言う
でも…可愛い
そういえば2年ぶりくらいなんだなー
スカートはくの
「お母さんの趣味丸出しだなー」
お母さんは可愛いものや綺麗なものが好き
というか何より女の子が好き
小さくてふわふわしてて、ついいじめたくなっちゃうらしい
「んーまぁレイに見てもらおう」
鏡の前でもう一度だけ身だしなみを整えてから
ドアの向こうにいるレイに声をかけた
そうするとドア越しにレイが確認した
「着替えた?」
「うん、だから入っていいよ」
「へいへい、おじゃましまーすっと」
カチャッとドアの開く音を聞いたら胸がドクッと跳ねた
なんだ…?
「…………」
口を開けたままでレイが固まっている
…似合ってなかった?
「レーイー?」
「ん?あぁ…何?」
「何って…、どう?変なとこ無い?似合ってる?」
「え…あぁ、うん似合ってる似合ってる」
「二回言うときは大体テキトーだ」
「んなことねぇよ。驚いただけ」
「そう…」
ちょっと納得いかないけど

