「レイ、ちょっと付いてきて」
「俺…?」
「うん、レイ」
「え、おい…」
レイの返事も待たずにを腕を引っぱる
「おい、リョウ。どうしたんだよ」
「着替えに行く」
「知ってるけど。そうじゃなくて、なんで俺が付いて行かなきゃなんねぇの?」
「せめてもの抵抗」
「は?」
着替えた姿、お母さんに一番に見せてやらないんだから…!
「って思っただけ」
「思った部分を言ってねぇからわかんねぇよ」
「だってわざと言ってないもん」
「ホントにマジ意味わかんねぇ」
でも…、最初に見せる人をなんでレイにしたんだろう…
レイはおれから一番遠い場所にいたのに…
4人もいたのになんでレイなんだろう
無意識…?
「あ、レイここで待ってて」
「はぁ…、わかったよ」
何だかんだで優しいし物分かりがいいレイ
まあ、たまにだけど
と心の中で呟いて部屋に入った

