* * *




「リョウ!!」

「ん?どうしたのレイ?」

「どうしたも何も、なんで俺達は参加できねぇんだよ!」

「「「「「……は?」」」」」

何を言い出すかと思えば…

「相変わらず人の話を聞かないねぇ…」

「まったくだ。レイ、コレを言うのは3回目だ『生徒会役員は、生徒全員の状況を把握、何が起きても直ぐに行動できるようにイベントには参加せず、運営・管理を最優先にする』リョウがこの前言ってただろ」

「……そうだっけ?」

「レイ……」

なんかもう呆れるわ

「でもさ、自らイベントに参加して状況を把握するってことも大事だと思うぜ!?」

「それは問題ない」

おれも最初そう思った、だけどこの役員の中でそれができるのはカイトだけだ

だがカイトが抜けてしまうと、今度は運営の方がグダグダになる

だから考えついたのが

「風紀委員長に頼んである」

生徒会役員以外の優秀な人に頼むこと

風紀委員長も簡単にOKしてくれたし、これで大丈夫だ

「えー」

「文句言うな」

唯一問題があるとすればレイ

乱入したり、見過ごしたり、適当だったり、目が離せないんだよな…