＊ ＊ ＊









「ギリギリセーフ…」


俺の横でぜぇぜぇと息を荒げているリョウ



「リョウが遅ぇからこんなに時間が掛かったんだろうが」


俺一人だったらもっと早く来れたな





「おれ!?おれのせいなのか!?」


「たりめぇだろ」



リョウ以外に誰がいるんだ

〔作：お前がいる〕





「はぁ…って始業式!!つーかおれ代表者!!」



「おー、頑張れー」



「ムカつくー！後で覚えてろよな！」



「やだね」



「レイの癖に生意気!!」



「リョウの癖に生意気」



「ばーか」





と最後にリョウはそう言ってパタパタと走って校舎に入っていった