「う~…」



次の日、私は少し唸りながら学校に向かっていた。



昨日、家に帰ってからもなぜか興奮してて眠れなくて…すっかり寝不足になってしまったι





「ちーさとー!」



後ろから“ドーン”と体当たりされた。




「~~。痛いよ、凛ちゃん」



あやうくこけるとこだったよι




「あ~、ごめんごめん」


気持ちのない謝りに、私は少しため息をついた。




「で、昨日どうだったのよ?!」


凛ちゃんの目がいきなりキラキラッと光だした。


でも、大谷くんとは違う面白そうな目。




「昨日…って?」



「ごまかさないの!昨日、大谷に送ってもらったでしょ!」



あぁ~。そういうことかぁ。