*
「どお?」
「美味しぃ~♪」
目の前にはほっかほかのピザと、ペットボトルの紅茶が2本。
あたしの胃袋が鳴いたのを合図に、ちょうどよかったって辻之内が持って来たのがこれ。
アツアツトマトにトロトロチーズ、バジルの香りがなんとも良い感じ。
ピザなんて言っちゃ怒られそう。時々あたしが口にするヤツとはちょっと違う。もっと本格的な、ピッツァって言わなきゃ失礼だと怒られそうな代物だ。
「これ、辻之内が焼いたの?」
「焼いたっていっても、出来てる生地にポンポンって乗せてオーブンに入れただけだから」
それでも男のくせにスゴいじゃん。
あたしなんて自慢じゃないけど、玉子焼きひとつ、クッキー一枚焼けないっていうのに。
でも、なんか不思議。
あの辻之内と、『王子~♥』なんて言われてる辻之内 葵と、こんな風に一緒にゴハン食べてるなんて。
しかもここは彼の家、そして二人っきり。
「どお?」
「美味しぃ~♪」
目の前にはほっかほかのピザと、ペットボトルの紅茶が2本。
あたしの胃袋が鳴いたのを合図に、ちょうどよかったって辻之内が持って来たのがこれ。
アツアツトマトにトロトロチーズ、バジルの香りがなんとも良い感じ。
ピザなんて言っちゃ怒られそう。時々あたしが口にするヤツとはちょっと違う。もっと本格的な、ピッツァって言わなきゃ失礼だと怒られそうな代物だ。
「これ、辻之内が焼いたの?」
「焼いたっていっても、出来てる生地にポンポンって乗せてオーブンに入れただけだから」
それでも男のくせにスゴいじゃん。
あたしなんて自慢じゃないけど、玉子焼きひとつ、クッキー一枚焼けないっていうのに。
でも、なんか不思議。
あの辻之内と、『王子~♥』なんて言われてる辻之内 葵と、こんな風に一緒にゴハン食べてるなんて。
しかもここは彼の家、そして二人っきり。