御主人様の言う通り

「んっ…」


ようやく解放された唇は、途切れ途切れに呼吸をする事で精一杯だった。


「…それ以上言うな」


切ない瞳で、御主人様はあたしを見つめ、さらに力を込めて抱き締めてきたの。


あたしも、そっと御主人様の背中に腕を回した。


その時、開けっぱなしになっていた扉の前で、彼女が立っている姿が目に入った。